フワフワのフォロワーを作ろう ~衝動編~

曰く、最寄りの手芸屋でトイクロスが売っているのを見つけた時
曰く、人肌用に通販で買ったソフトボア(アイボリー)がブラウザで見たより白すぎて人肌向きじゃねぇなと思った時
曰く、接着芯を使って張り合わせたら生地がめっちゃ硬くなってビビった時

そういうことが重なると、人はフォロワーのぬいぐるみを作ろうと思い立つものなのだ。


つってね。
まあ、針と糸で遊びたい欲が高まってるところに丁度良い素材があったんで『いっちょ作ってみるか!』となったワケ。
初手愚痴で申し訳ないが、ぬい生地販売店各位は生地の色味情報にPANTONE番号も添えてくれんかの。
ネット通販あるある、ブラウザで見る色味と現物の色味違いすぎ問題。博打気分で生地をポチっては負けている。
ぬいを自作しようとしている人はアイボリーは人肌には白すぎるということだけでも覚えて帰ってください。

今回製作したのはフォロワー・アヤコさんの創作キャラ「カッパまかれ」さん。
私はこのまかれさんが大好きで、ことあるごとにハンドクラフト(粘土、刺繡)のモチーフにさせてもろてるんですが、今回はその第3弾です。
最初に作った粘土フィギュアは創造主であるフォロワーの元へ、刺繍はユニクロのパジャマに縫い付けました。我が家には創造主も持ってねぇカッパまかれパジャマが2着ある。
毎度の唐突な思い付きに快く許可をくれるフォロワーありがとう。私はきのこ派なのに。(フォロワーはタケノコ派)
元絵はもっと味があります。(フォロワーのアイコン参照)

学生時代からパターンメイキングが嫌いなことがお馴染みの私ですが、最近ちゃんと型紙があると作るのが楽ということに気付いたので型紙から作りました。だいぶ遅い気付き。
いうて引き方はパターンメイキングのティーチャーが見たら卒倒するくらい雑なんだけどな! ガハハ!
頭部パーツはコンパスを使ってちゃんと作ったけど、あとのパーツの寸法は勘。
円の外周の長さを計算すればそこからちゃんとした寸法が導き出せるんだろうけど、算数したくなさが勝って勘でいくことにしました。

書き損じだらけの型紙。おれはいつだってJAZZ感覚で裁縫をやっている。


【頭部】
楕円具合を再現すべく球体の腹の部分を1cm長くとったんだけど、結果的にまだ全然丸かった。
6枚はぎじゃなくて5枚はぎでも良かったかもしれん。

ロボトミーされるフォロワー。

この皿の部分に接着芯を使ってる。
接着芯使うとパリッとなるんはいいけど、硬くて針が通しにくいのはどうにかならんか。
今回はパワーで押し切りました。

頭部完成。フォロワーの生首。


球状に縫い合わせてから顔の刺繍を始めたもんで、刺繍の精度が低い。
皿具合はフリーハンドで引いたパターンが逆に良い感じ。やはり裁縫はJAZZ。

薄々お気づきかと思いますが、ノートPCの上にカッターマットを置いて作業しています。
裁縫はJAZZ。ノートPCは作業台。

【胴体】
たまたま手元に緑のフェルトのはぎれがあったので、少しでもかっぱ巻きっぽく。

 

フォロワーのエグゾディア
腕、もう少し細い方が良いかなーと思ったんですが、ぬいぐるみとしての可愛さを優先させた。
縫い合わせる時に腕が長すぎることに気付いて半分くらいの長さになりました。JAZZだね。

 

打ち首。

 

大泉頼朝の最期(大河)を見届けながら各パーツを繋ぎ合わせて……
完成! フワフワのフォロワー!


胴体部分の寸法を勘で決めたとは思えないくらい、頭と胴のバランスは理想的。
全体のサイズ感も手のひらサイズで丁度いい。

ただ、もっと元絵に寄せたいのでまだまだ調整の余地がある。
見てもらって分かる通り、頭部に綿がミッチリなので気を抜くと前に倒れたり。
足と胴の下の方はペレット詰めた方が良いかな~?

セリアで買ったミニ畳がお似合いのフォロワー。

意図せず切腹するんか感が出てしまった。

ふせたのぬいに乗せたらよい子だねんねしな感が出たフォロワー(前略、生活感の溢れる背景より)。


本末転倒なんですけどアイボリーよりちゃんとしたホワイトのボアで作りたい。
また針と糸で遊びたい欲が高まったら調整編やります。(現状未定)